京セラ、アメーバ経営の強化のためThoughtSpotを採用

約3,000あるアメーバの採算改善とガバナンス強化を推進

2020年6月29日 — 検索とAIを活用した分析をリードするソートスポット合同会社(以下、ソートスポット)は本日、京セラ株式会社(以下、京セラ)が、アメーバ経営の強化のためThoughtSpot(ソートスポット)を採用したことを発表しました。

京セラは、事業領域が多岐に渡ることもあり、各事業部がそれぞれにデータベースを保有しており、事業領域を横断した経営データ(受注、売上、在庫など)の分析が難しいという課題がありました。また、データ件数が多いためデータ処理に時間を要し、ユーザー部門によるデータ分析があまり進んでいませんでした。

また、京セラのアメーバ経営における各アメーバ(京セラの管理会計手法における最小単位で通常は5〜10名の小集団)の「時間当り採算表」による継続的な改善活動に加え、IoTなどデジタル情報が増加している状況においてデータ分析機能を強化し、新たなサービスや製品の創造など改革を早めることで、企業の競争優位性を高めることが急務でした。

そのような中、京セラは同社によるハイブリッドクラウド分析基盤の構築を決定し、その一部であるデータ分析ツールとして、ThoughtSpotの採用を決定しました。ThoughtSpotを採用した理由は主に以下の4つです。

  1. キーワード検索により直感的かつアドホックな問いに対するデータ分析が可能
  2. インサイトの自動提供によりデータ分析の利用拡大が期待できる
  3. 数千万件といった大量データでも瞬時に分析可能
  4. データ容量課金のため、より多くのビジネスユーザーへの展開が容易

また、京セラはThoughtSpotの導入により期待される成果として、以下の3つを挙げています。

  1. 約3,000あるアメーバの採算改善
  2. アメーバを横串で比較する事で、経営のより良い意思決定を実現
  3. 経営管理本部メンバー(数百名)による、各アメーバに対するチェックおよびガバナンスの強化

経営管理本部 経営情報システム部 部長の平野 克幸氏は、以下のように述べています。「様々なBIツールがある中で、大量データの処理が素早くできる、インサイトを自動提供できるという点が最初にThoughtSpotへ興味を持ったきっかけでした。その後、ユーザビリティや課金体系の面においても、多くのユーザーへ展開したいという弊社のニーズに合った製品であることがわかり、採用を決定しました。アメーバの採算改善やガバナンス強化に加え、企業の競争優位性を高めるため、様々なユースケースにおいてThoughtSpotの活用を検討していきたいと思っています。」

京セラは、2020年10月からハイブリッドクラウド分析基盤の社内への展開を予定しており、その一部であるThoughtSpotも同10月から順次、全社へ展開していく予定です。

ThoughtSpotについて

ThoughtSpotは、経営幹部から現場担当者まで、あらゆる従業員にデータからのインサイトを素早く提供できることから、世界中の革新的な企業で利用されています。シンプルな検索を行うだけで、何十億行ものデータを瞬時に分析します。またAIを活用することで、ユーザーが考えもしなかった質問に対しても、適切かつ信頼できるインサイトを自動で提供します。ThoughtSpotは、あらゆるビジネスユーザーが扱えるほどシンプルですが、スピード、セキュリティ、ガバナンスを損なうことなく、大規模で複雑な企業データに対応できるほど強力です。そのため、Walmart、7-11、BT、Celebrity Cruises、Daimler、De Beers、Hulu、Miami Children’s Health System、Nationwide Building Society、Scotiabankなどの顧客企業は、ThoughtSpotを活用して意思決定のカルチャーを変革しています。また、ガートナー社は2020年のマジック・クアドラントにおいてThoughtSpotをリーダーに位置付けました。ThoughtSpotは、インサイトが全ての会話と意思決定に取り入れられることを通じ、よりファクトドリブンな世界の実現に向けてデータが果たす役割の進化を支援します。詳細については、www.thoughtspot.com/jpをご参照ください。
 

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