本日はMicrosoftエコシステムの皆さんにとって素晴らしい日です。本日発表されたAzure Synapse Analyticsの一般公開とAzure Purviewのリリースは、レガシーなオンプレミス環境からクラウドへと移行する、データの構造的シフトに1つの節目を刻むものです。これは、Azure SynapseとThoughtSpotによってもたらされる恩恵を組織に提供するために、我々が取り組んできた旅でした。
そしてこれは、2019年5月にAzure Synapse Analyticsのプレビューが発表されて以来、私達の世界がいかに変化したかを実感させる出来事でもあります。パンデミックによってビジネスのあらゆる側面が変化を余儀なくされました。医療機関は、未曽有の需要への対処が必要な一方で、収益は急落しました。小売店は店舗を閉じてeコマース戦略を再検討しなければならず、製造業者やサプライヤーは変化し続ける状況への適応方法を学ぶ必要が生じました。
このような困難な時代の中で、各業界の組織は驚くべき決断と革新を見せてきました。最も弾力性の高い企業に共通することは、データとAIの活用です。
現在は、分析が持つ力を利用することがかつてなく重要になっています。クラウドとAIによって実現され、検索でアクセス可能になった近代的データスタックへの移行は、これまで何年にもわたって行われてきましたが、このパンデミックにより劇的に加速することとなりました。クラウドの導入は急増し、クラウドデータウェアハウスはデータにスピードと拡張性を求める多くの組織で主流となりました。
ただし、これらのクラウドプラットフォームから真の価値を得るには、分析における変化が必要です。組織がビジネスを推進するには、もはや従来のレポートやダッシュボードに頼ることはできません。絶え間なく混乱している今日の世界で一歩先を進み続けるには、柔軟で俊敏かつきめ細かなインサイトが必要です。
ThoughtSpotとAzure Synapseは、クラウドデータの価値を解放しようとする組織にとって理想的な組み合わせです。ThoughtSpotは昨年、Embrace for Azure Synapseをリリースしました。これによりデータを移動することなくAzure Synapse内のデータを直接検索できます。また、ThoughtSpotがAzure Marketplaceに参加することで、検索とAIを活用した分析のパワーを簡単に体験できるようになりました。ThoughtSpot Cloudのリリースにより、お客様は、完全に管理されたSaaSとしてThoughtSpotとAzure Synapseを活用することができるようになりました。これにより、ThoughtSpotとAzure Synapseの両方を活用して、新しいユースケースを開始することがこれまでになく容易になりました。
Azure Purviewを使用すれば、ユーザーは、包括的なデータガバナンスサービスを利用してデータを完全に理解することができます。ビジネス全般にわたるデータを発掘し、系統を追跡し、ビジネスの用語集を作成し、そして検索とAIを活用した分析でビジネスユーザーがデータを直接見つけられるようにすることで、組織はクラウドデータを使用し、新しい方法で弾力性を推進できます。
現在のパンデミックを切り抜け、そして生き残るには、ビジネスはクラウドデータから最大限の価値を得ることが不可欠です。
