ThoughtSpot日本代表に着任しました山下和代です。
これまで新し物好きが功を奏して、いくつかのテクノロジー企業を日本でゼロから立ち上げてきました。サプライチェーンのソリューションからセキュリティやノーコードツールまで。お使いいただくお客様の業種や業務領域は様々でしたが、すべてITの最新テクノロジーを駆使したB2Bソリューションです。
ThoughtSpotに入社した理由は、私のライフワークである「日本企業に貢献できる世界のテクノロジートレンドを、日本企業に役立つように立ち上げる」に値すると確信を持ったからです。なぜThoughtSpotが日本に役立つトレンドになるのか?背景からご説明します。
2022 年 11 月にフランスのベルサイユ宮殿で開催された国際度量衡総会で、これまで最大単位であった 10 の 24 乗を示す「yotta:ヨタ」に加え、 10 の 27 乗を表す 「ronna:ロナ」、10 の 30 乗を表す「quetta:クエタ」、が追加されたことをご存知でしょうか。10 の 24 乗を示す「ヨタ」は1991 年 に追加されたので、30 年間で 10 の6乗大きい単位が必要になったと解釈できます。
あまりに数字が大きすぎてピンとこないかもしれませんが、この果てしなく大きな数値単位を設けた背景には、デジタルデータ量の爆発的な増加があります。これまで最大としていたヨタ では将来不足するだろうと判断されたのです。IDC によると、2010 年に世界に存在したデジタルデータ量は約 1 ゼタ(10 の 21 乗)バ イト でしたが、2025 年には約 180 ゼタバイトになり、この増加率は指数関数的でこの先も上がっていくと予想されています。
デジタルデータの増加と並行して進んでいるのは、日本がトレンドの最先端を行く高齢化です。デジタル人材不足は日本の社会問題として公共機関も民間企業も解決すべき重要課題の一つにあげています。データサイエンティストやデータエンジニアを採用&育成し、特別なタスクフォースでデジタル変革を牽引することに限界があることは、すでに多くの企業が認識するところでしょう。
今みなさんの組織で活用されているデータの可視化のUIであるダッシュボードは、1990年代にコックピットやダッシュボードという名称で、経営者がニアリアルタイムで経営判断をするために作られました。30年前のデータ量や技術に根付いたUIです。専門家が経営者のために日々データと格闘しながらダッシュボードを作ります。
今や膨大なデジタルデータを日々、誰もが活用する時代です。それに適したUIやオペレーション、そして膨大なデータを瞬時に処理するためのパフォーマンスが求められます。その答えがThoughtSpotです。
ダッシュボードの世代はすでに終焉を迎えています。ThoughtSpotを使えば、あらゆるビジネスパーソンが日々EメールやWeb会議をするような感覚でデータ活用ができます。今日スマホで何回ググりましたか? 同じようにビジネスデータをThoughtSpotで検索して意思決定に役立ててください。